糸偏に減る。 #1 真剣必殺回収ですねわかります。

別表 学年別漢字配当表:文部科学省

糸偏に減る

でも必ず収入の15%を401K(アメリカの個人年金)に給与に併せて突っ込んでいた。 中間管理職として24年ほど会社勤めをした後で種苗場を購入することができ、今では花の農場主だ。 たった今、自分のグリーンハウスをコーヒー片手に飼い犬と歩いてきたところで、自分の貯金を1ペニーも後悔していない。 自分もすぐ契約したい。 経済的に安定した今、そのころを回想してみると、前の状態に戻るまでにおよそ6年くらいかかった。 妻(ナース)と自分は、銀行に買えると言われた値段の半分の家を買った。 理由はひとりが失業したときに(妻はナースなので、失業するとしたらおそらく自分)また家を失わなくて済むと思ったからである。 幸いにもそれは起こらなかった。 なんとかお互いキャリアを伸ばすことができ、家のローンを7年で支払い終えた。 息子の教育も100%支援ができた。 そして借金はゼロで、妻はスバルの車を一括払いしたところだ。 今日は自主退職を58歳で出来た日でもある。 家のローンは払い終え、車の支払いをあと3か月残すのみ。 クレジットカードのローンはゼロ、定年の貯金はスケジュールより先に進んでいる。 来週は52歳の誕生日で、アイスランドへ行く。 もちろん価値はあるよ。 いくら20代で楽しめるとしても、誰も75歳になってから、病気でも、貧困のために仕事を辞められない状況にはなりたくはない。 将来設計をする人のほとんどは、楽しみのために費やすお金もあるもので、めったに「オールorナッシング」という状況ではなく、「使う&貯める」のコンビである。 そして振り返った時に後悔もない。 素晴らしい森の中に土地を買って、家を建て始めた。 建設のためのお金は貯金から出した。 建てるのに何年もかかった。 そして夢のような家が借金ゼロで建った。 50代前半の今は、パートタイムで専門の仕事をしている。 妻と自分は定年間近で、このことには価値があったと思う。 お金を貯めているときは、それほど多くの犠牲を払っていたとは感じなかった。 結構楽しかった。 単に安い車に乗って小さい家に住んでいただけだ。 休暇はリゾート地に行く代わりに友人を訪ねたりした。 収入内で生活することは心配がないということである。 自分は不動産に投資をした。 52歳で、今充分な家賃収入がある。 そして子供が大学を終える56歳くらいにはリタイアする予定。 旅行をすると思う。 53歳で子供は大学を卒業し、半リタイア状態で多くの時間を孫と一緒に過ごしている。 貯めることで、したいことができなくなるわけではない。 自分は外食や旅行に少しお金をかけたくらいで、それ以外は割と堅実に生活していた。 去年、急に医者から原因不明の症状だと診断され、2か月くらいパニックになり自分の免疫システムを休ませることにした。 現在失業して1年になる。 かなりの医療費がかかった。 まだ完治したわけではないが、それでも自分があわてて仕事に戻らなくていい理由は貯金していたからである。 もっとお金を持っていたら、プライベートの医者へ行って待つ時間も短かったと思うが……みんな貯めろ、いつか役立つときがくる。 彼らがうらやましいと思う。 年代も社会情勢も異なるので、若い世代が同じことを期待するのは無理があるかもしれませんが、やはり一定の貯蓄や将来設計をしておくと、後悔のない人生に繋がるようです。 関連記事•

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親野智可等 連載コラム 「ママも小学2年生」 第18回

糸偏に減る

でも必ず収入の15%を401K(アメリカの個人年金)に給与に併せて突っ込んでいた。 中間管理職として24年ほど会社勤めをした後で種苗場を購入することができ、今では花の農場主だ。 たった今、自分のグリーンハウスをコーヒー片手に飼い犬と歩いてきたところで、自分の貯金を1ペニーも後悔していない。 自分もすぐ契約したい。 経済的に安定した今、そのころを回想してみると、前の状態に戻るまでにおよそ6年くらいかかった。 妻(ナース)と自分は、銀行に買えると言われた値段の半分の家を買った。 理由はひとりが失業したときに(妻はナースなので、失業するとしたらおそらく自分)また家を失わなくて済むと思ったからである。 幸いにもそれは起こらなかった。 なんとかお互いキャリアを伸ばすことができ、家のローンを7年で支払い終えた。 息子の教育も100%支援ができた。 そして借金はゼロで、妻はスバルの車を一括払いしたところだ。 今日は自主退職を58歳で出来た日でもある。 家のローンは払い終え、車の支払いをあと3か月残すのみ。 クレジットカードのローンはゼロ、定年の貯金はスケジュールより先に進んでいる。 来週は52歳の誕生日で、アイスランドへ行く。 もちろん価値はあるよ。 いくら20代で楽しめるとしても、誰も75歳になってから、病気でも、貧困のために仕事を辞められない状況にはなりたくはない。 将来設計をする人のほとんどは、楽しみのために費やすお金もあるもので、めったに「オールorナッシング」という状況ではなく、「使う&貯める」のコンビである。 そして振り返った時に後悔もない。 素晴らしい森の中に土地を買って、家を建て始めた。 建設のためのお金は貯金から出した。 建てるのに何年もかかった。 そして夢のような家が借金ゼロで建った。 50代前半の今は、パートタイムで専門の仕事をしている。 妻と自分は定年間近で、このことには価値があったと思う。 お金を貯めているときは、それほど多くの犠牲を払っていたとは感じなかった。 結構楽しかった。 単に安い車に乗って小さい家に住んでいただけだ。 休暇はリゾート地に行く代わりに友人を訪ねたりした。 収入内で生活することは心配がないということである。 自分は不動産に投資をした。 52歳で、今充分な家賃収入がある。 そして子供が大学を終える56歳くらいにはリタイアする予定。 旅行をすると思う。 53歳で子供は大学を卒業し、半リタイア状態で多くの時間を孫と一緒に過ごしている。 貯めることで、したいことができなくなるわけではない。 自分は外食や旅行に少しお金をかけたくらいで、それ以外は割と堅実に生活していた。 去年、急に医者から原因不明の症状だと診断され、2か月くらいパニックになり自分の免疫システムを休ませることにした。 現在失業して1年になる。 かなりの医療費がかかった。 まだ完治したわけではないが、それでも自分があわてて仕事に戻らなくていい理由は貯金していたからである。 もっとお金を持っていたら、プライベートの医者へ行って待つ時間も短かったと思うが……みんな貯めろ、いつか役立つときがくる。 彼らがうらやましいと思う。 年代も社会情勢も異なるので、若い世代が同じことを期待するのは無理があるかもしれませんが、やはり一定の貯蓄や将来設計をしておくと、後悔のない人生に繋がるようです。 関連記事•

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別表 学年別漢字配当表:文部科学省

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ーーこの人が私の主だ。 そう認識した瞬間に、自分が刀剣男士である事、自分の刀としての知識、刃生が当然のように記憶として脳内を駆け巡った。 桜が舞い散る。 主を前にして抑えきれない喜びのままに口を開いた。 平成に打たれた日本技術の結晶ですよ!」 どうしてそうなった。 つまり、私は人間だったはずで、女だったはずで、そして刀剣男士はーー 「レア太刀桜付け近侍で、レシピALL900か。 やっぱALL50は都市伝説だな、短刀はじけねぇし。 …まあ平野二振り目ストックと日課任務消化できたし、まあいいか」 ーー刀剣乱舞というゲームの中の存在だったはずだ。 で、これは現実でいいんですよね? なんだか主らしき眼鏡の少年が一人ぶつぶつと呟きながら、スマフォのような端末に入力している。 単語は私がゲームプレイ中に使っていた言葉そのままなんだが。 だが主よ、こっちを向いてくれ。 私の身長が高いのか、主がまだ成長期前なのかわからないが、私の身長より10センチは下であろう主が下を向いていると、眼鏡のフレームも邪魔してろくに顔も見えない。 自分で言うのもなんだが、二振り目でもない初顕現だったらもっと喜んでくれてもいいじゃない! 人間だった頃の記憶と、自分が刀剣男士という自覚があるからこそ思うが、なんか……主、冷たくないですか? 「あの、主、」 「主、いつも通りでいいか?」 近侍、なのだろう。 今までおとなしく主の斜め後ろに控えていた鶴丸国永に言葉を遮られた。 私がしてたのは所詮ゲームでボイスの数も限られているが、少しイメージと違うように感じる。 少なくとも理由なく相手の言葉を遮るような印象はない。 それにしても、刀剣男士としての性なのか、主に自分をもっと知ってほしい、かまってほしい、こっちを見てほしいという欲が湧き上がってくる。 よって、鶴丸の行動は刀剣男士としては少々カンに触るのだ。 鶴丸に言われた事、終わったら俺の部屋来て」 ずっと端末を弄りながらではあるが、これが私にかけられた主からの最初の言葉だった。 「……はいっ!」 ーーカシャッ 写真撮られた。 声かけられた喜びで全力で返事した瞬間に普通に撮られた。 撮るなら撮るって言ってください!いいんですけど!私は主の刀なんで好きにしてくれて全然いいんですけど!でも! しかし何も言えず、さっさと背を向けて鍛刀部屋から出て行く主をぽかんとした顔で見送ってしまった。 「俺は鶴丸国永だ。 よろしく頼むぜ、木紋」 苦笑しながら差し出された手を苦々しく思いながら握る。 「……はい、よろしくお願いします」 「そうむくれないでくれ。 この本丸を案内したら、さっそく初陣を飾ってもらうぜ」 なぜ、初めての出陣を主に直接命じて貰えないのか。 最初に私の名を呼ぶのがなぜ主でないのか。 なぜ主はよろしくの一言もくれないのか。 私はまだ、目すら主と合わせて貰えていない。 [newpage] 【地獄の】木紋鍛刀報告スレ2【鍛刀祭り】 1 ななしの審神者 このスレは期間限定鍛刀で先行実装された刀剣男士、木紋のレシピ検証、鍛刀報告スレです。 用法用量を守り、無理な資材集めをせずに清く正しく鍛刀しましょう。 「この壱の蔵は顕現してない状態の俺たちを刀のまま保存しているんだ」 主から預かった平野藤四郎を片手に振って見せながら、鶴丸は土蔵の分厚い扉に手をかける。 なるほど、ストックや連結用の刀保管場所か。 ゲーム内でも受取箱とは別に刀剣ストックできる場所欲しかったなぁ…刀剣部屋がすぐにいっぱいになって、刀解するのにもいっぺんにできずに、何度受取箱と刀解を往復したことか…。 そして開かれた土蔵の中は、……圧巻だった。 「……すごいきっちりと、しまってあるんですね」 「……ああ、顕現確認されている全刀剣男子分の保管準備がある。 木紋は太刀だからこっちだ」 正直、主のあの様子だと、物を大事にするとか礼儀とか、そういうものと縁遠いイメージだった。 部屋散らかしっぱなしの、中学生みたいな。 だから棚や箱に適当にしまってあるのを想像してたのだが。 一振りずつ、計五振り立てかける事の出来る台があり、それが何十と並んでいた。 台の一つづつに名前の書かれた札がかかっている。 1番手前は【小夜左文字】、次に【薬研藤四郎】【五虎退】と続く。 刀剣男士ごとに一台づつあるらしい。 が、小夜左文字はまだ3振り、薬研藤四郎は4振りという状態から考えると、ゲームほどドロップ率は高くないのかもしれない。 これは連結用に必要な分を考慮すると、刀剣ストックは重要そうだ。 勝手に考えながら歩いていたら、前を歩いていた鶴丸が止まった。 木札には【平野藤四郎】とある。 まだ空っぽだったそこに、鶴丸の手にあった平野藤四郎がそっと立てかけられる。 「なぁ、悪いんだが、平野に会っても二振り目が鍛刀された事は黙っててやってくれないか」 「それは別に構いませんが、どうしてです?」 別段、蔵に鍵も掛けていないようだったし、知ろうとすればすぐにわかるのでは。 よっぽどの事情があるのであれば、鍵も掛けてしっかりと情報管理すべきだと思う。 鶴丸はきょとんとしたあと、またしても苦笑をこぼして歩き出した。 「この蔵はここに顕現した刀剣男士が一番最初に連れてこられる場所だ。 少なくとも、俺が鍛刀された時にはすでにそうだった」 「はあ」 だからなんだよくわからん結論から言え。 という雰囲気が伝わったのか、鶴丸は白くて丸い頭を揺らして少し笑った。 主はすとっく、と言っていたか。 そして、今はまだ空の棚の前に立たされ、」 鶴丸が足を止めた【一期一振】と書かれた木札の隣、まだ名前の書かれていない木札のかかった棚。 そこから、鶴丸が木札を外す。 静かで冷んやりとした土蔵の中に、カタンと鳴った木札の音がやけに大きく聞こえた。 「……そして、木札に自分の名前を書かされる。 ーー筆ペン。 「筆ペンでこんな板に書ける気がしねぇ……」 「は?」 かろうじて、祝儀袋に名前書くぐらしか使った記憶ないわーという言葉は飲み込んだ。 しかもその時に書いていたのは人間だった頃の名前で『木紋』じゃない。 硯と筆が出てこなかっただけマシか。 筆ペンがあるって事は現代の物が普通に手に入るんだろうけど、マジックじゃなくわざわざ筆ペンが鶴丸の袂から出てきたあたり、刀剣男士はみんな筆が主流なんだろう。 「しかも立ったまま書くとかそんな芸当ができるわけがなかった」 「あ!おいおい、床に座ろうとするな!持っててやるから!」 「肘つかないと書けないんですって。 壁、壁で書く」 「肘は普通付かないだろう?」 「あ〜書道できる人だからそういうこと言う〜……あっ滲んだ!木はともかく、紋が、糸偏が……」 これはひどい。 こんな私だけ汚い字の木札かけられるのやだ。 というか、今の鶴丸の話だと皆自分で書いたんかこれ。 すげぇ達筆。 「こりゃ驚きだ……君は、悪筆なんだなぁ……」 「ちょ、なんか急に楽しそうですね。 さっきまでシリアスだったのに。 仕方がないんですよ。 私が作られた時代に筆はもちろん筆ペンだって日常的には使われてなかったんですから」 「悪い、悪い、じゃあ裏に俺が書いてやろうか?」 鶴丸の申し出に少し考える。 「んー……、いえ、いいです。 主は基本ここに立ち入らないしな」 「直接言われたわけじゃないけど、一応記念すべき最初の主命だと思ってるんで、きっちりやります。 でもさすがにこの字だとアレなんで、後から主にマジック借りて自分で書き直します」 「……………」 絶句するほど驚くことか。 正直、鶴丸が言った事も理解はできるが、あのまだ子供と言って差し支えない中学生ぐらいの主に、代わりはいくらでもいると思わせるとか、そこまでえげつない発想があるとは思えない。 思いたくないのかもしれないが。 「なんというか、いや、まいった。 君は堪えないんだな」 「そりゃぁ、正面きって言われたらへこむと思いますけど、主に直接そう言われたわけじゃないですし」 「はははは、良かった君がそういう奴で。 その調子でひとつ主とうまくやってくれ」 なんか含みがあるのは、やっぱりどう考えても主に大なり小なり問題があるのだろう。 刀剣男士となった身だから感じる感覚だが、刀剣男士は基本的に主に逆らうという発想はない。 人間だった私を除いて。 元が人に使われた道具から生まれた付喪神であるし、刀と言ったら持ち主はだいたい上下関係に厳しい時代の武家だ。 もちろん、平成生まれの刀である私を除いて。 くどいようだが、もちろん、私を除いて。 「主がどんなお方かはこれから自分で接して判断しますよ。 ーーで、つまり、平野藤四郎はもちろん、ほとんどの刀剣男士はここに寄り付かないって事ですか」 「そういうことだ。 今までは平野と、あと一期一振も予備が無いがやはり兄弟刀の予備がずらりと並んでるのを見るのは気分が悪いらしい」 「どおりで」 私の隣、一期一振を挟んだ向こうにある【鶴丸国永】の棚は空っぽだ。 [newpage] 「ねぇ、まって、無理、ほんと無理だから、お願いします」 所変わって出陣ゲート前である。 私はしゃがみこんだままずるずると鶴丸に腕を掴まれ引きずられていた。 背格好は同じくらいか、むしろ私の方が少し肉ついてんじゃねーかと思うのに、駄々をこねる私をものともしない。 ちくしょう。 これがレベル差か!! 「これも君が言う記念すべき最初の主命だろう?」 「だって!函館ってのはともかく!いやほんとは演練とか遠征で軽くレベリングして欲しいけど!刀装馬無し単騎出陣って!!なにそれ怖い!!こちらとら顕現したての刀剣男士初心者じゃ!」 「安心しろ。 最初は誰しも初心者だ」 「刀としての年期がちげぇよ!私まだ作られて二百年!刀として使われた経験無し!元の主無し!科学館展示物勤務の箱入り息子よ!?」 そう、そうなのだ。 刀剣としての記憶がそう言ってる、というか、私は人間だった頃からこの木紋という刀を知っている。 「どうりで君、白鞘で襦袢姿なわけか」 「……っぐ」 ぐうの音も出ない。 白鞘、要するに白木の鞘と柄で鍔がない。 言ってしまえば白鞘は刀を保管する間の鞘であり、わかりやすく言えばパジャマだ。 作られてから割とすぐに科学館、博物館でも美術館でもなく科学館に寄贈されたため、展示中は刀身だけの、ようするに全裸状態だ。 固定の持ち主が居たこともないからつまり、わざわざ刀装を誂えてお金を掛けて貰うこともなかった、という事だ。 刀感覚で言うと、雑に扱われた訳じゃないが、愛されてない。 「まあ、なんだ、その、気を落とすな。 政府が君と契約してこうして顕現しているということは、少なくとも鈍らではないってことさ、練度を上げれば強くなれる!」 「叩っ斬るぞコラァ!!我ダマスカス鋼の刀剣ぞ?斬鉄もできるダマスカス鋼ぞ?あと主がいなかったのは別に必要とされなかったとかじゃねーから!個人が簡単に刀所有できる時代じゃなかったからだからぁあああ!!」 掴まれた片腕を引き剥がそうとしても離れない!鶴丸は余裕綽々でもう片方の腕で出陣ゲート前のパネルを設定している。 ーーギィ 低く重い音と共に、両開きの立派な門構えが開いていく。 くっそ、古そうな見た目してるくせに、扉の中は凄くSFチックに、向こう側が見えない光の膜みたいになってやがる! 「怖い!この先の見えない向こう側に足を踏み出すの怖い!!押すなよ?押すなよ?振りじゃねーからな!?」 「ああ、そうだ、これが賽子。 敵の場所はそいつが教えてくれる」 「あ、ハイ」 ポイッと渡されて、物珍しさにまじまじと見つめる。 おお、本物だ。 ゲームに出てくるサイコロと一緒だ。 っていうかこれ刀剣男士が振ってんのか。 「中傷になったら戻ってこい。 というかそれまでは帰還は許されていない」 「えっ?」 それって所謂、真剣必殺回収です? 刀装無し。 馬無し。 Lv1。 単騎出陣。 中傷までエンドレス出陣。 リアルだとこんなに怖いんですね。 木紋覚えた。 ・ ・ ・ ・ ・ 【最年少】木紋スペック検証スレ3【平成刀】 1 ななしの審神者 このスレは刀剣男士、太刀の木紋のスペック検証、性格考察、取り扱い情報交換スレです。 本実装されるまでは顕現数が少なく、誤情報を防ぐために情報を乗せる香具師は証拠に未アップの木紋画像 本刃とわかれば部分可 アップする事。 特付は練度25 連結後スペック ・生存:60・打撃:78・統率:80・機動:33・衝力:50・必殺:50・偵察:25・隠蔽:20・スロット:3 こいつ特付になってもほんっとスペック片寄り激しい つ【内番姿でピースしてる木紋の画像】 344 ななしの審神者 もう特付とかゴリラかよ 345 ななしの審神者 無理な出陣とか絶許とか思ったけどこの笑顔である 346 ゴリラ審神者 生存、打撃、統率、必殺だけは異様に高く、他が低すぎる 本刃に言ったら心当たりあるみたいで、色々教えてくれた 「生存、打撃、統率が高いのは多分普通の刀と違ってダマスカス鋼で出来てるからだと思います」 「ダマスカス鋼って古代インドの失われた技術だよね?ここ200年くらいは似た製法のナイフとか包丁が普通に販売されてるけど」 「私の場合は完全再現ですけどね!とにかくダマスカス刀剣ってすごいんです。 斬鉄も出来るし、折れない曲がらない錆びない、そして研ぎやすい!」 「わかった、すごい刀ってのはわかったから落ち着け。 んじゃ他が軒並み低いのは?」 「あー、そもそも平和な平成生まれな上に、刀としての役割を期待されてなかったというか。 固定の持ち主も刀を振るってくれる人もいなかったので、剣術がからっきしなんですよね」 「刀なのに?」 「刀なのに。 ……唯一使って貰ったのが私の完成祝い兼、打ち上げの時のマグロ解体って事は他の刀剣男士には内緒ですよ」 「プロモ用www他にもどこから突っ込めばいいのかわからねぇwww」 「それな。 しかも鍛刀じゃないんです。 機械で製造されたダマスカス鋼のプレートをプレスカットして、それを刀として研ぎ師さんが研ぎ出したのが私なのでほぼほぼ大量生産品です」 「プレスカットwww」 「まあ包丁のプロモ用なので私一振りしか製造されませんでしたけど。 泣きそう。 私が泣いてもショゲナイデヨベイベー!とBGMはかからないし、誰も見守ってくれてないわけだが。 何を隠そうもうすでに一戦終えて実はすでにちょっと泣いた。 怖かった。 敵短刀二匹、怖かった。 正直、ゲームと違うんだからちゃんとターンを守って敵の攻撃を受けてやる必要ないわーとか思ってた時期が私にもありました。 ターン守ってくれたほうがマシだったわ。 敵影を見つけ他時にはもう向こうはすごいスピードで切り掛かってきたので、これ所謂、偵察失敗だと思われる。 あわてて、刀を抜いて受け止めたが、刀の握り方はかろうじて解るも、刀剣男士としての私の知識が言ってる「剣術とか正直わからん」。 ですよね。 このまま力任せに振り抜くしかない。 こちらとて、伝説のダマスカス鋼の完全再現でできた太刀である。 打撃と統率は絶対負けてないと信じて、ぐっと踏み込んだ脚に力を入れたら、ワンテンポ遅れて追いついたもう一匹にザクッとやられた。 軽傷である。 私のターンとか無いんやこれ……このままだとただのフルボッコだ、と思い至ったらもう後はがむしゃらに刀を振り回していた。 そして辛くも勝利を収めたわけだ。 こいつらの死体放置で歴史大丈夫なんだろうか、と刀の先で突いてたら、シュワーっと黒い霧のように消えていった。 折れてボロボロになった短刀がふた振りだけ残ったが、さすがにこれは放置していいだろう。 自分の体をさっと確認すると、あちこち切られてはいるものの、見た目以上に痛みは鈍い。 中傷になったら帰っていいと言われているが、残念ながら軽傷だろう。 この傷のままもう一戦やり合うのは嫌だ。 自分でほどほどに斬りつけて、中傷になって帰還しようかという誘惑に一瞬だけ駆られたが、積層鍛造による木の年輪を思わせる模様が覆う己自身である刀を見て、無理だなこれ怖い、と早々に諦めた。 私はこの刀の切れ味をよく理解している。 木紋という太刀。 名前の由来は、ダマスカス鋼特有の積層鍛造を擦りあげた時にできる木の年輪のような模様からくる。 作られた年は2016年。 主に包丁やカトラリーを製造している山内刃物工場で、ダマスカス鋼包丁のプロモーション用、と言えば聞こえがいいが、要するに自社の目玉展示物が欲しくて作られた。 当時ダマスカス鋼で何を作ろうかまだ考えあぐねていた社長に「刀にしましょう!」と言ったのは何を隠そう私だ。 そう、私は山内刃物工場の社員で、刀剣乱舞にハマっていたちょっと拗らせ審神者だったのである。 だからいかに、この木紋という刀が強くて、丈夫で、折れない、曲がらない、錆びない、最高の切れ味を誇るのかを知っているのだ。 ……今の私は木紋本刃であるからして、自画自賛のナルシストのようでいささか恥ずかしいが、元々自社製品だったのだ。 プレゼンもできるしガンガン売り込める。 「進むしかないか……」 袂から鶴丸に渡されたサイコロを取り出し、ポイッと地面に放った。 ーーポン 【寅】の面が出て、うわボス戦か〜と思ったら、サイコロから煙が経ち赤い甲冑に軍配をもったねんどろいどサイズの小さな付喪神が出てきた。 見覚えがある。 刀剣乱舞にて出陣アイコンになってるキャラクターだ。 あ、これ主の霊力で顕現してる。 「あなた、賽子の付喪神さんですか?」 こくり。 しゃべれないらしいが、たくましい笑顔で頷かれた。 そして軍配の片面をぐいっと、私に見せるように向けたそこには丸描いて【誉】の字。 感じるのは間違いなく主の霊力で、それに誉を賜った! ぶわっと心が高揚し、はらはらと視界の端に桜の花びらが舞い落ちては雪のように消えていく。 これが誉桜か! 刀剣男士の抑えきれない高揚などで、溢れ出た霊力が桜の花びらがの形で周囲に視覚化されるようだ。 賽子さんは、軍配をまたぐっと高く掲げると、ピッと、一つの方向を指し示して、ポンっと消えた。 「なるほど、こちらが本陣ですか」 地面に残ったサイコロを拾って示された方へと足を進めた。 しかし、それにしても移動が面倒くさい、切実に馬が欲しい。 乗れるかどうかは置いといて。 ゲームの画面上では、マップ上の移動はすぐだったが、実際歩いているとかなり時間がかかる。 時計がないから感覚でしかわからないが、私がこの時代に出陣してから2時間近く経っていると思う。 これ本丸に戻ったら時間経過どうなっているんだろう。 「……!……正直、索敵とか何それおいしいのって感じですね!」 ーーギィンンン またしても先手を取られた。 受け止めたのは短刀だ。 脇差と短刀が一振りずつ。 短刀とはまた違った、一部人型の脇差の異形に片頰が引きつく。 「ただの刀の分際で、私に刃向かうなんていい度胸です!」 鍔ぜりあった短刀をそのまま刀を振りおろす事で地面に叩きつけ、斬り伏せる。 ……一撃で倒せた!レベルが少し上がったというのもあるが、今のは会心の一撃な気がする。 「……ぐっ…い、ったくない!」 まんまと隙を見せてしまった私を脇差が逃すはずもなく、脇腹をがっつり抉り取られた、痛みよりも熱が脇腹から頭に上ってくる錯覚を覚える。 つまり、頭に血が上った。 反省はしていない。 己の刀身の柄がミシィっと嫌な音を立てる。 両前脚、のようなものから繋がった刃が、鎌のように横薙ぎに襲って来たのを思いっきり踏みしめる。 がら空きになった相手の懐にさらに一歩踏み込み、 ーーザシュ 首を落とした。 「……っシャァ!……え?」 思わずとったガッツポーズした手から刀身がポロリと落ちる。 な、ななななんでや?!焦って手に握った白木の柄を見たら完全に目釘が取れて、更にそれだけでなく、柄がメシィッと割れていた。 刀剣男士の握力こゎぃ。 地面にストンと深々突き刺さった刀身の茎を握って引っこぬく。 なんとか無事だった白鞘に収めたのはいいが、柄がないのでこれではすぐに滑り落ちそうで怖い。 中傷にもなったし、ついでに多分真剣必殺出た気がするし、さすがに本体がこれでは握ることもできないので、主も手入れしてくれるだろう。 ポンと、袂から先ほどの賽子の付喪神が飛び出してきて、【誉】軍配を掲げてくれたので、今度はドヤ顔で誉を受け取った。 「ただいま帰りまし……!」 「あ?」 た。 の言葉が出ないほど驚いたのは、私がたった今くぐったゲートから同じように人が、いや、刀剣男士がのっそりと出てきたからだ。 同田貫正国だ。 その後に、小夜左文字、薬研藤四郎が続き、最後に……誰だ?金髪のショートヘアで、薬研藤四郎によく似た粟田口らしい服を着ている。 遠征だったのか、資材を荷車に乗せて引いていた。 が、私も人の事言える状態じゃないが、出陣後のように服は破れ、そこから覗いた肌には包帯が見えている。 「誰だてめぇ」 「本日鍛刀されました。 木紋という太刀です。 よろしくお願いします」 かしこまって挨拶すると、同田貫は納得したのか、ああ、ようやくか。 とつぶやいた。 「俺は同田貫正国。 打刀だ」 「遠征ですか?お疲れ様です」 薬研藤四郎が、先に言ってるぜ、と資材をしまうのだろう、後の二振りと荷車を引いてこちらにニカリと笑顔を向けた。 後でな、新入り。 柄まで通った。 小夜左文字はひょこっとお辞儀をくれ、見知らぬもう一振りは笑顔で手を振ってくれた。 「おう。 だけど、まぁ、アンタが鍛刀できたんなら、ようやく出陣に戻れるな」 なんとなく答えた同田貫の言葉の意味、その本質を私は知ってる。 期間限定鍛刀のための資材集めだ。 身に覚えもある。 出陣は手入れや刀装に資材を使ってしまうから、桜付けだけしてエンドレス遠征だ。 日課任務分の出陣は必要だから出るが、そこで中傷以上になったものは部隊から外し、手入れせずにそのまま遠征に回す。 だ、だ、だ、だって、それでも問題無く大成功収めてくるシステムだったんだもん!! しかしいざ自分が中傷になってみると、刀剣男士の身体が丈夫とはいえ、それなりにしんどいし、これで遠征行けって言われたらさすがにエッ?ってなる。 「気にすんな仕事だ」 下手くそな、しかし実直なフォローが胸にくすぐったい。 「ありがとうございます」 このまま遠征の報告に行くという同田貫と、伴って主の部屋へと案内してもらう。 主の部屋に繋がる手前の部屋は、近侍の控え室になっているらしく、鶴丸が控えていた。 私の、肌蹴た襦袢姿に、柄のないなんとか鞘に収められた刀身を見て、君はとんでもない格好をしているな。 と言った時はイラっとしたが、この襖の向こうに主がいるのである。 同田貫にならって大人しく正座した。 鶴丸が主に声をかけ、許可をもらって襖を開ける。 主は人をダメにするクッションに埋もれていた。 その周囲には、空中に投影されるホログラムのようないくつかの画面が浮いている。 すげぇ未来感ここで来たか。 主は首だけ気だるそうにこちらに向け、口を開いた。 「じゃあ、木紋はそのまま遠征で。 鳥羽・伏見7周してきて」 「エッ」 200年後でも、さすがに物に労働基準法は適用されないんですね。

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