慢性 骨髄 性 白血病 長生き。 MDS(骨髄異形成症候群)と白血病の症状

慢性骨髄性白血病の食事で気を付けるようになった4つのこと

慢性 骨髄 性 白血病 長生き

慢性骨髄性白血病(CML)とは 血液は血小板、赤血球、白血球などの血液細胞と呼ばれる細胞によって構成されています。 これらの細胞たちは、全て骨中心にある骨髄の中で生まれる「 」からできます。 幹細胞はまだプロフェッショナルな役割を持っていない未熟な細胞で、まだどの細胞にもなれる可能性を有している細胞です。 造血幹細胞は骨髄の中で増殖していきますが、まだ何も役割を持たない造血幹細胞ばかりが増えても生体にはなんらメリットがありません。 そのため、生体は造血幹細胞に役割を与えます。 このことを医学的には「分化」と言います。 これがどう白血病と関係しているのかというと、白血病の分類はどの細胞がどの成長段階で、どういったパターン・速度で増殖するのかをもとにして分類しています。 急性骨髄性白血病との違いは増える細胞が分化しているかしていないかの違いです。 急性骨髄性白血病では幼弱な芽球が大量に増殖しますが慢性骨髄性白血病では幼弱な芽球から成熟顆粒球までまんべんなく増えます(最も増殖するのは成熟顆粒球です)。 以下のグラフのようになります。 一般的には、症状がない慢性期でCMLと診断されることが多いです。 慢性期の症状 ・最初期は無症状 ・進行に伴い微熱や全身倦怠感、体重減少 ・白血病細胞の に伴う肝脾腫、腹部膨満感 II. 移行期の症状 ・肝脾腫の増悪 ・発熱、体重減少 ・骨痛 ・イマチニブ等治療薬への抵抗性を増す III. 急性転化期の症状 ・貧血 ・出血傾向 ・易感染性 多くは急性転化期の前に移行期をたどりますが、慢性期から移行期を飛び越えて急性転化期になることもあります。 急性転化期では、急性白血病と似たような症状を呈することが知られています。 慢性期や移行期から急性転化期に移行させないことがCMLの治療の際に大事になってきます。 まず人の染色体について説明致します。 染色体は2本1組で22組ある常染色体と、2本1組で1組しか存在しない性染色体があります。 つまり人には46本染色体があります。 長い染色体から1番、2番・・・と番号が振られ、22番まであり、性染色体はまた別の数え方をします。 CMLでは、この染色体のうちで9番と22番の染色体に異常が生じます。 何かしらの拍子で9番と22番染色体の一部がそれぞれ切れて、9番の切れ端が22番へ、22番の切れ端が9番へと間違ってくっついて、染色体として出来上がってしまいます(このことを といいます)。 すると、ありえない形の染色体が2組出来上がることになります。 ありえない形の2組の染色体の中で、もともとは9番染色体にあるはずの「ABL」という と、22番染色体にあるはずの「BCR」という遺伝子が一つの染色体上に存在する染色体がCMLでは出来上がります。 本来2本の染色体にそれぞれあったはずの遺伝子が、合体して、1本の染色体上に存在するわけです。 これが有名な「 」というものです。 フィラデルフィア染色体の上にはBCR-ABL融合遺伝子が存在しており、この遺伝子からできる産物は細胞をどんどん増やそうとする働きを持っています(このことを高いチロシンキナーゼ活性を持っている、と専門的に言います。 チロシンキナーゼ活性とは細胞分裂を促進させて細胞を増やす働きと理解してください)。 ざっくりいうと、転座して融合した遺伝子の組み合わせが、細胞を増やす働きを持っていたばっかりに細胞が腫瘍性に増殖し、体に害をなしているのです。 慢性期において、骨髄ではフィラデルフィア染色体由来のチロシンキナーゼ活性によってすべての成熟段階の血液細胞たちが増殖しています。 急性白血病とは異なり、それらは全てちゃんと分化することができるのですが、骨髄で細胞が増えすぎるばっかりに末梢血の方へ未熟な細胞(芽球と言います)のまま出てくることがCMLでは知られています。 移行期を経て、急性転化期になると未熟な芽球の割合が高くなります。 さて、ではなぜ急性転化期では未熟な芽球の割合が増えるのでしょうか。 CMLが進行していくと、フィラデルフィア染色体以外にも様々な染色体異常が付加的に起きていくことが知られています。 その中で、偶発的に造血幹細胞の分化能を担う染色体に異常が生じ、分化ができなくなるからCMLが進行すると、より未熟な芽球が増加するのです。 さて、以下にWHOが分類した正式なCMLの病期分類を載せます。 慢性骨髄性白血病(CML)の疫学 日本においてCMLと新たに診断される人数は、1年間に100万に当たり7~10人だそうです(国立がん研究センター 慢性骨髄性白血病 より引用)。 発症が多いのは50~60代で、男性にやや多いです。 小児にCMLを発症するのは稀です。 地域差などは特に認められていません。 慢性骨髄性白血病(CML)の5年生存率 CMLの は患者さん個人の状況を良く観察したうえで予測されます。 出典 病気がみえる Vol. 5 血液 第二版 白血病の基本情報.

次の

慢性骨髄性白血病(CML)

慢性 骨髄 性 白血病 長生き

慢性白血病では、余命はどのくらいなのでしょうか。 その昔、白血病は「不治の病」と言われていたように、ほとんど治療のできない病気として知られていました。 しかしながら、今では医療技術や医薬品の進歩によって完治することもできるようになっています。 スポンサーリンク 白血病には、いくつかの種類があります。 急性の中でもリンパ性の5年生存率は、骨髄性よりも高い傾向にあります。 しかしながら、急性白血病では治療の効果がでないと数ヶ月程で死に至ることもあります。 慢性骨髄性白血病では、ある時突然、急性に変わることがあり、そうなるとほとんどの場合で数ヶ月程で亡くなっています。 この慢性から急性に変化することを急性転化と呼んでいます。 そのため、慢性骨髄性白血病では、慢性の段階で治療を進めていくことがとても大事になるのです。 慢性白血病は、その症状によって4段階に分けられており、段階が進む程、治療後の生存期間は短くなっていきます。 概ねの生存期間は、長くて10年程、短いと2〜3年とされています。 スポンサーリンク ただ、今では正常な造血幹細胞を移植する治療によってその後の生存を長くすることもできるようになりました。 そのためには、適合するドナーを確保できるかどうかが大きな鍵になってきます。 白血病で最も注意しなければいけないのは感染症です。 白血病では、免疫機能を担う白血病が減少するために、感染症にかかるリスクが極めて高くなってしまいます。 健康な人では全く影響のない細菌にさえ感染してしまうことがよくあります。 それによって、肺炎などになって命を落とすようなことが多くなっているのです。 そのため、治療が終わったとしても感染するかもしれないと意識し注意しながら生活することが大事です。 それとともに、定期的に通院を行ない、常に病院との連携が取れる状態にいることも必要になります。 次はこちらの記事です。 スポンサーリンク この記事は、気に入っていただけましたでしょうか? 少しでもあなたのお役に立てたのであれば、ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますととても嬉しいです。

次の

慢性骨髄性白血病の食事で気を付けるようになった4つのこと

慢性 骨髄 性 白血病 長生き

白血球増加が著明であり、好中球が主体をなしていますが、好塩基球や好酸球の絶対数も 増加しています。 芽球から成熟好中球までの各段階の好中球がみられます。 好中球アルカリホスファターゼ・スコアーが 著明に減少しているのが特徴的です。 血小板は増加している場合が多く、赤血球は初期はほとんど変化はありませんが、 進行すると貧血となります。 ハイドロキシウレアやブスルファンなどの化学療法が行われていた時代では、通常約4年で 治療抵抗性となり、脾腫が縮小せず、好塩基球が増加し、血小板減少や貧血が現われたり、 原因不明の発熱などを示す移行期を経て、末梢血ならびに骨髄に芽球が増加する急性転化期になりました。 急性転化を起こすと急性白血病と鑑別が困難なことが多く、通常の急性白血病よりも治療抵抗性です。 フィラデルフィア Ph 染色体は陽性のままであり、Ph染色体が2個になったり、その他の付加的な 染色体異常が現われることが多くなります。 慢性骨髄性白血病の骨髄は白血病細胞が充満している過形成状態を示します。 芽球から分葉好中球までの一連の好中球系細胞が主体ですが、好塩基球や好酸球も増加し、 巨核球も増加しています。 骨髄細胞の染色体検査で小型のPh染色体がみられます。 これは、22番染色体の長腕の一部が切れ、9 番染色体の長腕の一部と互いに入れ代わる 相互転座t 9;22 の結果作られるものです。 Ph染色体は赤芽球や巨核球にも認められます。 9 番染色体の長腕にある癌遺伝子ABL1 が、 22番染色体のBCR 遺伝子部に転座し、BCR-ABL1 融合遺伝子が作られ、この遺伝子が作る P210蛋白分子は強いチロシン・キナーゼ活性を示し、細胞をアポトーシスより護り、 慢性骨髄性白血病の病因になっています。 Ph陽性急性リンパ性白血病の時にみられるBCR-ABL1 融合遺伝子は P190 蛋白分子をつくりますので、 慢性骨髄性白血病の場合はメジャー、Ph陽性急性リンパ性白血病の場合はマイナーと呼んで 区別しています。 ただし、白血病によって決まっているのではなく、特に後者では、二つの蛋白分子型が見られます。 その他、増加している白血球に由来するビタミンB12 結合蛋白増加のために血中ビタミンB12 値が 増加したり、破壊された白血球由来の尿酸値も上昇しています。 慢性骨髄性白血病は、白血病の原因になっている BCR-ABLチロシン・キナーゼを特異的に阻害する イマチニブの出現により、治療法が一変しました。 イマチニブ出現以前はインターフェロンや造血幹細胞移植が主たる治療手段でしたが、 現在はイマチニブが第一次選択薬になり、インターフェロンや造血幹細胞移植は、イマチニブや 第二世代のチロシン・キナーゼ阻害薬であるニロチニブやダサチニブが効かない場合のみ 施行される治療法になりました。 もともと慢性期の慢性骨髄性白血病には脾腫や白血球増多による色々の症状がみられるものの、 生命を脅かすほどのものではなく、化学療法薬であるハイドロキシウレアかブサルファンで治療する ことにより、白血球を正常範囲にコントロールすることが可能であり、患者さんは病状が進行して移行期や 急性転化期にならないかぎり、全く正常の日常生活が送れました。 大規模な比較研究の結果、ハイドロキシウレアで治療する方がブサルファンで治療するよりも予後が よいことが判り、専らハイドロキシウレアが使われましたが、残念ながら診断後4年前後で移行期へと 進行し、その後半年前後で急性転化となり、治療に抵抗性となって患者さんは死亡されました。 したがって、化学療法薬では慢性骨髄性白血病は治せませんでした。 また、血小板数のコントロールがうまく行かない症例には、ラニムスンやナイムスチンが使われていました。 その後、インターフェロンが有効であることが判り、約75%で血液学的寛解が、50%以上でPh染色体 陽性細胞の減少を認める細胞遺伝学的効果が得られました。 Ph染色体の減少例の予後は良く、約20%にみられる完全消失例の8年生存率は90%近いと報告 されています。 部分的に消失する患者さんでも8年生存率は70%以上であり、インターフェロンは慢性期の第一次 選択薬になりました。 この薬の長所は抗がん薬と違って、薬剤を中止すれば白血球等が直ぐ回復する点にあり、 したがって、薬剤を十分効かせることが出来る所にあると思われます。 問題は副作用です。 インフルエンザに罹ったときのような発熱や筋肉痛に加え、肝障害やうつ病などがあります。 それに、インターフェロンは高額ですから、病名を告知されておらず、造血幹細胞移植ができなければ この薬でしか長期生存するチャンスはないと説明を受け納得していない患者さんは、副作用を理由に インターフェロンを早期に中止したがる傾向にありました。 また、インターフェロン療法に十分習熟していない医師も同様であり、副作用を恐れて早期に中止する 傾向にありました。 副作用は確かに怖いですが、白血病はもっと怖く確実に命を奪う病気です。 Ph染色体が減少すれば、長期生存が可能ですから、辛抱つよく使用し続けることが肝要です。 なお、Ph染色体が完全消失しても、遺伝子検査でBCR-ABL1が消失しないかぎり、たとえ少量でも インターフェロンを長期間継続投与することが必要でした。 造血幹細胞移植はイマチニブ出現前では第一次選択の治療法でした。 50歳以下でHLA 白血球型抗原 の一致する家族ドナーがいれば、なるべく早く実施していました。 50歳以下の慢性期の慢性骨髄性白血病にHLAが一致した家族ドナーから移植を行う事により、 60%~70%前後の長期生存が得られます。 しかし、一方では移植後に起こるGVHD 移植片対宿主病 や間質性肺炎等による移植関連死が 20%~30%あり、場合によっては命を短くします。 50歳以下で家族ドナーのいない場合は、骨髄バンクに登録してドナーが見つかれば、非血縁ドナー 移植を行いましたが、家族ドナーからの移植に比べGVHD等の合併症や移植関連死も多く、35歳以上の 患者さんでインターフェロンがよく効いている場合は、インターフェロンの方がよい成績を示しました。 50歳以上の患者さんでは、まずハイドロキシウレアで白血球を減らした後、インターフェロンを中心とする 薬物療法を行い、これが無効の場合や一時的に効いても再発した場合には、造血幹細胞移植を 行いました。 50歳以上ではGVHD等の合併症や移植関連死も多いことより移植前治療を弱くするミニ移植も 選択されていました。 2000年以降、慢性骨髄性白血病の原因となっているBCR-ABL1 遺伝子が作るチロシン・キナーゼ活性 を特異的に阻害するイマチニブが使われるようになり、その優れた効果により、慢性骨髄性白血病の 第一次選択薬になりました。 常に活性状態にあるチロシン・キナーゼのために死ににくくなっていた白血病細胞が、この薬の作用で アポトーシス 計画細胞死 を起こして死滅するのです。 インターフェロン比べて、副作用もほとんどなく、100%近い血液学的完全寛解が得られ、Ph染色体陽性 細胞が75%以上減少するメジャー細胞遺伝学的効果が80%で得られ、8年生存率は90%を越えるほどの 優れた治療効果を示しています がん化の原因になっている異常遺伝子に直接向けられた分子標的治療薬が期待通りの効果を 示したのです。 余りにも優れた治療効果を示しているため、若い患者さんにおいても、たとえ家族にHLAの 一致するドナーがいても、造血幹細胞移植はイマチニブが効かない症例にしか行なわれなくなりました。 すなわち、移植はイマチニブが効かない患者さんにしか行なわれなくなりました。 図7 それでも、薬ですから、発疹などの副作用のためイマチニブが使えない患者さんや一旦効いていた イマチニブが効かなくなる耐性例も20~25%程度 あります。 最近、イマチニブが使えない患者さんや耐性例に有効である第二世代のチロシン・キナーゼ阻害薬が 幾つも開発され、ニロチニブとダサチニブが使用 可能になりました。 その結果、造血幹細胞移植はこれらの薬が効かなくなった症例や移行期・急性転化期になった 患者さんにのみ行なわれるようになりました。 なお、第二世代のチロシン・キナーゼ阻害薬も効かない場合は、造血幹細胞移植を行います。 造血幹細胞移植を安全に行うには年齢が高すぎる場合 には、インターフェロンが勧められます。 インターフェロンには免疫力増強作用があるため、免疫の力も借りて白血病細胞を撲滅できる可能性が 考えられてお り、副作用さえ上手にコントロールすれば優れた薬です。 ドイツグループがイマチニブ登場前に行った前方向比較研究の結果では、インターフェロンの方が 造血 幹細胞移植よりも、むしろ優れていると報告していますので、副作用は強いものの インターフェロン使用も考慮すべきです。 ただし、イマチニブと違って発熱な どの副作用は強いですから、患者さん側は勿論のこと、 治療する医師側にも、強い目的意識を持って治療を継続して行く必要があります。 40年以上に渡り白血病の治療研究に携わってきた私の経験では、インターフェロンほど、 治療する医師の診療実力によって患者さんの予後が左右された抗が ん薬はありませんでした。 イマチニブ、ニロチニブやダサチニブでは、そのようなことはないと思いますが、それでも、副作用が 出ると直ぐ薬を中止したり、有 効量以下に減量してしまう医師も少なからず見受けられます。 白血病とはそもそも致死的な病気なのだという原点に立って、ベストの治療を選択する必要がある と感じています。 イマチニブ、ニロチニブやダサチニニブが無効となって急性転化した場合は、典型的な急性白血病と 異なり薬物療法には抵抗性であり、造血幹細胞移植 もほとんど期待できません。 したがって、慢性骨髄性白血病では、イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブやインターフェロンなどを 上手に使用して、急性転化さ せないことが肝要です。 化学療法のみでは通常診断後約4年で移行期を経て急性転化して死亡した白血病でしたが、 インターフェロンや造血幹細胞移植により50~70%が長期生存できるようになったものの、 副作用が問題となる治療法でした。 ところが、イマチニブの出現により、予後は劇的に好転しました。 イマチニブが臨床応用されてから10年ほどしか経っていませんので確実なことは言えませんが、 早期に診断された慢性期の慢性骨髄性白血病の85%以上は急性転化することなく長期生存すると 予測されています。 運悪くイマチニブが効かなくなっても、第二世代のニロチニブやダサチニブがありますし、 これらが効かない場合には、インターフェロンや造血幹細胞移植を行なうことにより、 90%以上が長期生存する時代になりました。

次の