ガウン テクニック。 ガウンテクニック|いまさら聞けない!ナースの常識【19】

新型コロナウイルスを予防する 4つの方法

ガウン テクニック

個人防護具の着脱順序 スタンダードプリコーション(標準予防処置策)という言葉が、よく聞かれるようになりましたね。 全ての患者様や施設利用者様の体液、血液、分泌物、排せつ物や粘膜等には感染の可能性があります。 これらから手指を守る手袋、衣服や体幹部の皮膚を守るガウン、空気感染・飛沫感染から守るマスクなど個人防護具にはさまざまな種類があります。 せっかく防護しても外す順番を間違えれば、感染経路に直接肌が触れる恐れもあります。 ここではゴーグル、マスク、エプロン・ガウン、手袋の脱着順を記載していきます。 特に外す時は、一番汚染されている可能性が高い手袋から外します。 また、外す際に目視できない破損や、誤って汚染部に触れる可能性がありますので、手袋を外した際には必ず手指の消毒をおこなってください。 あと注意点としては、汚染されている恐れのある物同士が接触しないように外していきます。 血液などの液体物や空気感染で汚染される恐れが明らかに高い現場では目を守るために、ガウン・エプロンを外した後にゴーグルを外します。 個人防護具を外す時は病室を出るときにしましょう。 せっかく適切に防護しても、廃棄した個人防護具が感染源にならないようにしてください。 エプロン・ガウン エプロンやガウンは個人防護具として大きく三種類に分かれます。 ・袖付きエプロン ・袖なしエプロン ・アイソレーションガウン になります。 袖付きエプロンは、塩素化ポリエチレンという素材が使われています。 ポリエチレンはどちらも耐薬品性に優れ、防水性もありますので、液体防護に適していますね。 おむつ交換や吸引などの接触感染などが起こりにくい現場では、袖無しエプロンがよく使用されています。 一方、嘔吐物、排せつ物の処理、医療機器の洗浄など、高濃度薬品を使用していたり、菌が多くあると思われる現場などでは袖付エプロンが多く利用されています。 アイソレーションガウンは不織布でできており、通気性が良いですが、ラミネート等の防水加工を施していない製品は耐水性がありません。 以前は綿布でリユースのガウンが使用されていましたが、作業の効率化、経済的なコスト面から、ディスポーザブルガウンへ移行している傾向にあります。 使い捨てにすることで菌をばらまく可能性を減らすことも理由のひとつですね。 医療現場では上記以外にも様々なシーンがありますが、使用用途や環境に応じて工夫をこらして感染防護を効率的に行おうと、多くの病院や高齢者施設で活躍しています。 マスク 個人防護具に中で代表的な物はマスクと想像されると思いますが、マスクにも着け方と外し方、注意点があります。 マスクのサイズってどのように選ぶの?ということもあります。 では、ご紹介します。 商品によっては樹脂製であったり、アルミニウム製であったりします。 このノーズピースが上になるようにします。 裏表についてはプリーツ(ひだになっている箇所)が1方向であれば下向きになる面が表になります。 中には上下に向かってプリーツが広がっているマスクもありますが、ポイントは耳にかけるゴムとマスクの溶着面が外側になります。 外側からゴムでマスクを抑えて、顔にマスクをフィットさせることで横からウィルスが入る事を防ぐ目的があります。 jhpia. 外し方はこちら。 くしゃみエチケットで口を手で覆いますが、マスク着用時にくしゃみをするときはマスクに触れるといけないので注意してください。 また、マスクを外した後は手指消毒を忘れないでください。 また、せっかくマスクを使用しても誤った使用方法をしますと予防の意味がなくなりますので、医療現場でのあるあるをご紹介します。 引用:A. medicom-japan. html 図のような着用方法では、しっかりと防護できませんよね? さらにマスクをずらす時も戻す時も、感染原因に触れる可能性がありますので正しい着用方法で使用してください。 手袋(グローブ) 医療行為に欠かせない個人防護具でマスクと同じく欠かせないものが手袋ですね。 ご存知の方も多いかと思われますが、この手袋の着脱にもちょっとした注意点があります。 順番に確認していきましょう。 使用者の手に微生物や埃が付着している可能性が有りますので、手首部分を触れて手袋を着用することにより患者さんに感染原因が移ることを防ぎます。 この時にすでに外して丸めている手袋も一緒に包み込むようにしてください。 必ず処置後は手袋を速やかに廃棄してください。 医療現場のニーズに伴い現在さまざまな手袋が存在しますので、こちらについてもご紹介します。 ・ポリエチレン製手袋 低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンや塩素化ポリエチレンを使用した経済的な手袋です。 フィット性に欠け、破れやすく、熱に弱いですが、様々な薬品や溶剤に対応できます。 フタル酸エステルを含まないので食品の取り扱いが可能です。 清掃等の軽作業や、食品の仕分けなどによく使用されます。 ・PVCグローブ(プラスチック手袋) 塩化ビニールを主材料とした手袋です。 ニトリルグローブやラテックスグローブに比べ柔軟性は低いですが、比較的安価で劣化が少ない製品ですので幅広い用途に使われています。 可塑剤にフタル酸エステルを使用していますと環境ホルモンにより人体へ悪影響を与えますので食品関係には使用できません。 ・ラテックスグローブ 天然ゴムから作られる伸縮性、柔軟性に優れた手袋です。 指先までフィットしグリップ力がありますので細かな作業に適しています。 滅菌することによって手術でも利用が出来ます。 ただし油脂には弱く、溶ける恐れがあります。 また、原材料のゴムの木の樹液(ラテックス)に含まれる蛋白質により人によってはアレルギーを引き起こす可能性が有ります。 ・ニトリルグローブ アクリロニトリルとブタジエンを配合して出来たニトリルゴムを主材料とした手袋です。 ラテックスグローブと比較してフィット感は劣りますが、耐油性が特に優れています。 伸縮性、耐熱性にも優れたグローブです。 また耐摩耗性があり、突き刺しに強いのも特徴です。 また、天然ゴムを使用していないのでラテックスアレルギーの心配がありません。 以上のような特性がありますので、医療現場の用途によって使い分けをすることができますね。 特性を最大限に生かして、ぜひ医療現場でも安全・快適にご利用ください。 感染の種類 最後に、参考までに感染の種類についてご紹介します。 ・飛沫感染 ウィルスを咳・くしゃみ・会話などで唾液などの水分を介して感染するものです。 水分を含んでいるので浮遊せずに、ある程度の距離で落下します。 接する際に伝播され感染するインフルエンザ・風疹・百日咳などが該当します。 ・空気感染 飛沫感染とはちがい、水分などが乾燥しウィルスが軽くなり、風や埃、空調等でウィルスが舞い、感染します。 比較的小さいウィルスになります。 ・接触感染 血液・体液など汚染された物に触って感染することです。 壁やキーボード、ドアノブなど、いたるところにウィルスがいると感染の原因になります。 MARS・O-157などが該当します。 個人防護具を正しい順序で適切に着用し、これらの院内感染を防ぐことを心がけましょう。 商品部 山崎 博士 商品部 辰巳 茂雄.

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職業感染制御研究会ホームページ・新型コロナウイルス感染症、個人防護具(Personal Protective Equipment; PPE)の使い方に関する情報

ガウン テクニック

こんにちは べるーがです。 今回は、今こそ再確認しておきたい医療・福祉従事者の感染予防のための「 正しいガウンテクニック」について、 後半として「外し方編」をお送りいたします。 せっかく感染予防のために使っている プラスティックエプロンや エンボス手袋も、 付け方・はずし方が間違っていると意味がなくなってしまいます。 特に、ウイルスなどが付着したガウンや手袋を外して処分する際に細心の注意を払わないと、 逆に感染を拡大させてしまう危険があるのです! 付け方ももちろん大切ですが、外し方を再度確認して感染防止にお役に立てたら嬉しいです。 医療物資が各所で不足している中、別のもので代用していらっしゃるところもあるかと思います。 今回は基本的な長袖のプラスティックエプロンでの説明とさせていただきますが、 他のものでもこれを応用できるかと思います。 もう現場で働いていらっしゃる方はご存知の方ばかりだと思いますが、 再確認という意味でもぜひ読んでいたただけたらと思います。 ガウンテクニックとは それでは、「ガウンテクニック」についておさらいです。 ガウンテクニックにも大きく分けて2種類あります。 皮膚を切開するということは、患者さんは通常の感染リスクよりも何倍も高い状態となります。 医師や看護師の体に付着したものが患者さんに触れないようにするため、 滅菌されたものを着用して、患者さんに触れる箇所は絶対に非滅菌のものが触れないようにします。 この場合、 清潔なのは表側であり、自分に触れている内側は不潔扱いとなります。 この場合、 清潔なのは内側であり、表側が不潔扱いとなります。 このように、ガウンテクニックを行う目的によって清潔・不潔の面が変わり、 ガウンテクニックの手順も変わってきます。 本記事で取り上げるのは、コロナウイルスが猛威をふるっている今とても重要となっている 2つ目のガウンテクニックについてです。 付け方と外し方を、2回に分けてご説明いたします。 今回は「 外し 方」についてです。 こちらには実際につけ外ししている動画も載せてくださっています。 文字だけではわかりづらい部分もあるかと思いますので、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。 ガウンテクニックの流れ【外し方】 それでは、「感染拡大」という意味で付け方よりも大切とも言える「外し方」をご説明いたします。 手袋をはずす まずは使っていた手袋を外します。 汚染されている外側を中にして、処分します。 片方の手袋を袖口から裏返すようにして外し、外した手袋をもう片方の手で握って同じように裏返すように外します。 汚染されている表側には触れないように気をつけましょう。 外したら、事前に準備していた感染ゴミ用のビニール袋に捨てます。 前回の記事でも書きましたが、このように一番始めに手袋を外さなくてはいけないため、 このあと素手にならないためにもあらかじめ数枚手袋を重ねてはめておくと良いです。 そして手袋には目に見えない穴が空いていることがあるので、外したあとここで必ず手指消毒を行います。 ゴーグルをはずす ゴーグルをしている場合には、このタイミングでゴーグルを外します。 レンズの部分が一番汚染されている部分なので、そこに触れないように耳の部分を持って外します。 ゴーグルは消毒して再利用することが多いと思いますので、 処分する感染ゴミ用のビニール袋とは別のビニール袋に入れて、軽く口をしばっておきましょう。 (袋の口があいたまま感染物を移動させることは、感染を広げる可能性があるためです。 ) ここでも再度、手指消毒を行います。 ガウンをはずす そして、着ていたガウンを外します。 汚染された表側には触れず、そしてガウンに付着した感染物を撒き散らさないようにそーっと行いましょう。 首のひもを破って外す。 表側に触れないよう気をつけながら袖を片方ずつ抜く。 抜いた袖をお腹のあたりでまとめる。 すその部分も汚染された表側が中になるようにそーっとお腹の方にまとめていく。 まとめた部分を片手で押さえつつ、もう片方の手で腰のひもを破って外す。 最後に表になっていた部分が全て中になるように小さくまとめて、感染ゴミ用ビニール袋に入れる。 そして、手指消毒を行います。 マスクをはずす 最後に、マスクの表面には触れずに耳のゴムの部分をつまんで外して感染ゴミ用ビニール袋に入れます。 そして最後にまた手指消毒をして、終了です。 感染ゴミ用ビニール袋は、部屋を出る前に口をきっちり結び密閉します。 この感染ゴミと別にしていたゴーグルを持って、部屋を出ます。 まとめ いかがだったでしょうか。 この記事は、「医療従事者の方や介護士の方に今だからこそ再確認していただきたい」というのもありますが 医療従事者ではない方にも読んでいただきたい記事でもあります。 「感染予防」と一口に言っても、一度部屋に入って患者さんに対して何かケアをするたびに 最低限これを行わなくてはいけない、ということです。 もっと徹底的に、履き物も変えたり消毒したりしている病院もあります。 感染症の患者さんを受け入れてくださっている病院では、人にうつらない病気の患者さんに対するケアと比べて 患者さん一人に対して行うケアの時間や労力がケタ違いなのです。 「医療崩壊」という言葉の裏側の一面が、この「ガウンテクニック」一つを知っていただくだけでも おわかりいただけるのではないでしょうか。 私の記事が、微力ながらもどなたかのお役に立てたら嬉しいです。 東京都内で5年以上介護士として働いている "べるーが"と申します! (26歳。 ----------------------------------------------- 異業種からの転職を経て、無資格で働きながら初任者研修を取得。 その後3年以上の実務経験を積み、常勤として勤務しながら実務者研修、介護福祉士を取得。 ----------------------------------------------- 人気記事.

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院内感染を防ぐための個人防護具の正しい着脱方法|朝日衛生材料

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1、無菌操作とは 病原体が患者の体内に侵入し、定着して増殖することを感染と言います。 感染を防ぐために、病原体の侵入する危険性が高い処置を行う場合には徹底した無菌操作が必要です。 もし処置時に病原体で汚染してしまうと、その医療行為自体が感染源となってしまうからです。 無菌操作を行う際には、無菌状態が何かを知らなくてはなりません。 ここが、看護師としての専門知識を必要とするところです。 <無菌とは何?> 無菌 物体の表面に、微生物が全く存在しない状態 清潔 物体の表面に、病原微生物が存在しない状態(微生物は存在する) 汚染 物体の表面に、病原微生物が存在している状態 この清潔と不潔 汚染 の区別は、一般人と看護師とでは違います。 無菌操作は、何一つ微生物が存在しない状態を維持しながら患者に触れて消毒をしたり、カテーテルを挿入するといった処置を行うことを言います。 1-1、無菌操作が必要となる手技 全ての看護技術に無菌操作が必要となるわけではありません。 例えば浣腸には無菌操作は不要です。 それは肛門や腸には便がありますから、そもそも無菌状態ではないからです。 患者と患者との処置の際に行う手洗いやスタンダードプリコーションといった感染予防は行うべきですが、無菌操作とは違います。 無菌操作は、その処置による侵襲が高ければ高いほど、また病原微生物の侵入が簡単なものほど必要とされる手技です。 では、どのような手技で無菌操作が必要となるのでしょうか。 <無菌操作が必要となるのは、どんな手技? そして滅菌ガウンや滅菌手袋を着用し、無菌状態を維持しながら患者への処置を行うことで、外科的処置による医原性の感染リスクを抑えることが無菌操作の目的です。 折り返し部分は、この時点では伸ばさずにそのままにしておく。 下に載せました自治医大消化器一般外科 外科基本手技ビデオの導入部分が滅菌手袋の装着方法になっていますので、参考にしてください。 広げる際は内側を持ち、表側の清潔野には触れないようにする。 介助者は着用者の手やガウンに触れないように注意し、肩ひもをしっかり持つ。 着用者は介助者が肩ひもを持ったら袖を通す。 もう片方も同様に行う。 着用者はホルダーを介助者に渡す。 介助者はホルダーの赤い部分を受け取る。 介助者はその間、ホルダーをしっかり持つ。 着用者は、左手で持っているひもを右手に持ち替えて、介助者が持っているひもを 左手で受け取る。 介助者は、腰ひもが外れるまでしっかりとホルダーを持つ。 ガウンの袖口に右手を入れたままで、左手の手袋の折り返し部分をガウンの袖にか ぶせるように伸ばす。 左手で右手の手袋の折り返し部分に手を通し、同様にガウンの袖をかぶせるように 手袋を伸ばす。 両手を組むなどしてたるみや指先のあまりを取り、手袋をフィットさせる。 ・どこが不潔エリアで、どこが清潔エリアかを考える。 ・清潔エリアが汚染されないよう、環境を整える。 ・滅菌手袋を装着したら周囲への接触を防ぐため、手を腰から上の全面・指先を上に保持する。 ・着用者の腰ひもを回しやすいよう、介助者が一周回ることもある。 ・ガウン装着後の滅菌手袋の装着時には、ガウンの袖口を手袋の中に入れる。 まとめ 無菌操作は看護の基本的な技術で、どの科に配属されても必須となる手技です。 ガウンを着用する機会は手術室などの限られた部署になるかもしれませんが、基本の無菌操作は内科・外科問わず必要な知識です。 無菌とはそもそもどんな状態で清潔との区別は何なのか、看護師として経験の長い方は基本に戻り、新人さんはこの機会に基本をきっちり押さえましょう。 参考文献 看護技術がみえるvol. 2臨床看護技術(MEDICMEDIA|2013年) jdepo.

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